Dear Deadman
STRAIGHTENER / 東芝EMI
待ちに待ったストレイテナーのニューアルバム!
一体彼らはどこまで進化するのか!?そう思わせられる1枚でした。
ファーストアルバム、「LOST WORLD’S ANTHOLOGY」から約1年を経てリリースされたセカンドアルバム「TITLE」。
「TITLE」は彼らが進化した事がハッキリと目に見える名盤でした。
それからさらに1年。サードアルバム。
彼らはとどまる事を知りません。さらに進化を遂げたと思います。
全く進化しつづけてついて行くのが大変ですよホント(笑)
いや、もちろん頑張ってついていくのはすごい楽しいんですけどね☆(笑)
そんなバンドもなかなかいないよね。
今作でまず1番印象的だったのがドラム。
シンペイちゃんのドラムは以前からパワフルだったけど、今回さらに音が重くなったように思います。確かホリエ氏もラジオでドラムのことなんか言ってたな(←うろ覚え)。
リズムパターンもシンプルだけどえっらいカッコいい。
特にヤバイのが「The Novemberist」と「Sad code」!
「The Novemberist」の後半はもう叩きまくりっていった感じで。生で叩いてるとこ想像つかないよ(笑)ライブのときにぜひ見たいですね。
「Sad code」はイントロのドラムが!もうヤッバイです。カッコ良すぎ。
専門外ですが特に難しいドラムでも無いと思うんだけど、どーしてあんなカッコよく聴こえるんだろね?
ベースについてはもう言わずもがな。ひなっちはやはり素晴らしいベーシストですね。
主張しすぎず、だけどしっかり曲を支えていて。
それでいて随所のプレイがすごくカッコいい。ツボをつかれるラインがすごく気持ちいいですね。
そして何といっても曲の良さ!
ホリエアツ氏のソングライター、特にメロディーライターとしての才能はかなりすごいと思ってます。
明るい楽しいメロディー、優しいメロディーから悲しく切ないメロディーまで何でも美しく聴かせる。
それにホリエアツ氏独特のコードが乗ってくる。
あの、以前友達にテナーのスコアコピーしてもらったんですけども、彼のコードの押さえ方って独特ですよね。あんな押さえ方したの初めてくらいだったかも。
あと歌詞!彼の歌詞の世界観はずっと変わってないですね。不思議な世界観。風景描写が多いのが特徴だと思います。
「Tornado Surfer」とかはわりと昔の曲だそうですが、歌詞カードで他の曲と並んでも違和感無いですもんね。
だけど全く変わっていないわけではもちろん無くて。「The Nowarist」では反戦を歌っていたりします。これは今までには無かった歌詞。
個人的にこのアルバムで1番ツボだったのが「The Novemberist」から「Melodic Storm」への流れ。
これ上手く繋がってるんですよ!その繋ぎ方がすっごく良くて。最初聴いた時「おおー!」とかなり感動しちゃいました☆(笑)
「The Novemberist」のテナーでは珍しくすごい高くて美しい、ちょっと切ないメロディーの曲から「Melodic Storm」っていうどポップな曲に変わるのにこうも違和感が無いとは。すごいです。
あとは「Blue Sinks In Green」のギターのストロークのリズムもすごいカッコいいし、「Sad Code」はドラムもそうだけど美しいアルペジオのメロディー、そしてメロディーがすごくいいし、
「Farewell Dear Deadman」はすごい優しい曲で心地いいし!
もうとにかく全部いいです!(笑)
「Discography」が入ってたのにはちょっと驚いたけどね。だけどこの曲めちゃめちゃカッコいいから、私的にシングル買ってない人にもぜひ聴いてほしかったので、いろんな人の耳に届いてよかったんじゃないかと思います。
余談。
歌詞カードの一番最後のページを見てください。
そこにはこんな表記が・・・。
Drums NAKAYAMA DEL TORO
あなた誰ですか・・・!?(笑)
約37分間に、テナーのカッコよさ、美しさ、優しさ、その他もろもろがギュッと凝縮された一枚!
間違いなく名盤、です。
あなたもテナーと言う動きまくってる風を使って、どこまでも舞い上がっちゃってください!(笑)
目が覚めて隣にまだ君がいれば
眠らないでいるよ
少し調子外れの君の歌を聴かせてよ
SAD CODE
I MISS YOU
「Sad Code」 ストレイテナー